“なんとなくはわかっているけど、具体的には知らない。”
実は、そんな方がほとんどです。

向いている仕事に就くためには、職種理解は必須。
「自己分析」×「職種理解」で、自分に合った仕事を見つけましょう！

＜営業＞はどんな仕事？

お客様に自社が扱う商品やサービスなどを提案して成約に結びつけ、“売上ＵＰに貢献する花形の仕事。
業界や企業によって、仕事の領域や営業スタイルが異なります。

大きく分けて、「ＢtoＢ（法人営業）」「ＢtoＣ（個人営業）」
また「新規顧客メイン」「既存顧客メイン」で、営業スタイルが違います。

＜営業形態別＞

• メーカー営業
• 商社営業
• 代理店営業
• ＭＲ
• 海外営業　など

★向いている人

「コミュニケーション力が高い」「主体性がある」「メンタルが強い」などの
イメージが強いかと思いますが、営業スタイルもさまざまで
どの営業を選ぶかによっても向き不向きがあります。

メーカー営業 or 商社営業
メーカー営業は、自社商品を販売するのに対し、商社営業は他社製品を扱うため、
一つの製品を深堀して提案したい方はメーカー営業、多様な商材を扱い、
お客様に合った製品を提案していきたい方は商社営業が向いているといえます。

ルート営業 or 新規営業
既存顧客に対し、定期的にアプローチしていくルート営業は、
顧客と長期的な信頼関係を築き、真の課題解決に焦点を当てたい方に向いています。

一方で
飛び込み営業や反響営業がメインの新規営業は、
自身をアピールすることに長け、日々新しいことに
挑戦していきたい方に向いています。

ストレス耐性がないと厳しい面もありますが、
新規営業の方が、インセンティブ・歩合制を導入している企業が多く
稼げる企業が多いこともポイントです。

＜事務＞はどんな仕事？

データ入力や書類作成、電話・来客対応などのサポート業務が主な仕事です。
ですが、一口に“事務職”いっても複数種類に分かれています。

• 一般事務：PCを用いたデータ入力や処理、書類作成
• 営業事務：見積書の作成や顧客対応、営業同行などのサポート業務
• 経理事務 ： 会計ソフトを用いた、入出金管理や帳簿作成から年次決算までの経理業務
• 総務事務 ： 社内規定の策定や行事の企画・運営、備品の管理
• 人事・労務事務 ： 採用に関する業務、従業員の勤怠管理やその他手続き
• 金融事務 ： 銀行・証券会社など金融業界において口座開設、振込処理などの事務
• 医療事務 ： 医療機関における入院手続き、カルテ作成などのサポート業務

★向いている人

責任感を持ってコツコツと取り組める方に向いている仕事。
PCを使用する業務がメインのため、ITスキルは必須です。
また、会社の中で“縁の下の力持ち”という存在。

人のサポートをすることが好きで、周囲の状況に合わせて
臨機応変に対応できる方に向いているでしょう。

＜企画・マーケティング＞はどんな仕事？

企画は、顧客のニーズを踏まえ、売れるサービスや新商品を創り上げていく仕事に対し、
マーケティングはそのサービスや商品を売るために必要な
市場調査、情報収集・分析を行う仕事です。簡単にいうと、
「サービスや商品が売れる仕組みづくり」とのこと。

中でも下記に細分化され、各部署が連携して効果的な施策を考案していきます。

• 調査・マーケティング： 市場動向を調査・データを分析し、課題の発見・解決に向けた業務
• 商品企画・開発 ： 顧客の声や市場のニーズを踏まえた、既存商品の改善から新商品の開発
• 販売促進 ： 商品やサービスの売上UPに向けたプロモーションの企画
• 広報 ： 自社商品や会社の活動などを社内外に発信する業務

★向いている人

消費者ニーズを知るために、常にアンテナを張り情報収集を行うことが求められます。
そのため、社会全般についての興味関心が強く、
またその知識を活かして分析を行うなど、深堀りできる粘り強さも必要な要素です。

＜ＩＴ系＞はどんな仕事？

ITは「情報技術」と呼ばれ、コンピューターやインターネットを使用した
情報処理に関わる技術のことを指します。WEBサイトの構築を行う企業、
また、パソコンなどの情報処理機器などを取り扱うメーカー、
ソフトウェア・通信業界など、さまざまな業界で役割を担っています。

＜IT系の職種＞

• プログラマー(PG) : プログラム言語を使ってコーディングをし、システム、ソフトウェアを開発する業務
• システムエンジニア(SE) : 顧客の要望をヒアリングし、その要望に沿ったシステムを設計する業務
• システム保守運用 : システムを構築しているITインフラを維持・管理し、不具合が行った場合の復旧業務を担う
• 社内SE : 自社のシステムの開発、運用保守、社内インフラの整備、社員の問い合わせ対応
• Webデザイナー : Webサイトのデザイン設計を担うクリエイティブな業務

★向いている人

IT系の中でも、職種によって求められるスキルは異なります。

顧客との打ち合わせなど、
社外とのコミュニケーション力が必要とされるのは、システムエンジニア（SE）です。

一方で、社内SE、Webデザイナー、プログラマーは、
チームでプロジェクトを動かすことが多く、“協調性”が必要とされる仕事。

いずれも、ITの知識は必須ですが、段階を踏んでスキルアップできるため、
未経験から挑戦している人も多いのが特徴です。

最後に

企業によって、同じ職種でも業務内容や役割、立ち位置もさまざまです。
応募する際は、単に“職種ワード”だけで選ばず、仕事内容をしっかりと確認し
自分に合った仕事（企業）を見つけていきましょう。